雑に記す。

TCG以外の趣味の話題について、Twitterでは長すぎる場合にこちらに雑に記していきます。

【ゲーム】まいてつ プレイ雑感

プレイ雑感。

ゲームをやりっぱなしで終わらせるのは、ある種の"消化"になってしまいそうで、噛み砕いてじぶんの記憶としてゲームの思い出を定着させたいとおもうので、やったノベルゲームは雑感を書いていくのをじぶんのスタンスとしています。

おもってることを素直にかいていきます。

SSもはるし、ネタバレ注意。


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さきにいうと、最終的には、プレイして良かった・まいてつ2も早くやろうとおもえるゲームでした。

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★共通ルート

・まず、キャラクターのイラストがぬるっっぬるうごき続けててスゲ〜!!ってなった。

・鉄道については全く詳しくないんだけど、噛み砕いて説明されてるからわかりやすい。けど、元々自分には興味がない分野なので、授業聞いてるみたいな感じは拭えず、ねみ〜って結構なった。専門用語も当然ながら多く、TIPSが用意されてるんだけど、いちいちそれを確認してたらテンポが悪くなるので、正直そこら辺はほーんで済ませながら読んでた。

 

・共通での8600修復までこんなにあっさり進むとは思わなかった。

うまく行きすぎという声をよく聴いていたが、あまりにもそうだとは思う。けど、エンタメとして見てるんだから、これぐらいあっさりと進んでもいいのかな感はある。なろう作品とかが溢れてる現状では、都合よく行きすぎる展開に対して受け取り手の自分が耐性がついてしまっているとも言える。

キャラクターとの掛け合いやその描写に力を入れている作品だと思えば、ある程度都合の良いように進んでいるのも、むしろサクサクと読み進めて+とも。

 

けどそれでもあまりにもご都合じゃないか??と思ったのはそう思わざるを得ない感。

 

・自然にお前ら一緒に風呂入ってるの面白すぎる。同じ風呂使わなきゃいけない事情は分かったけど、時間を分けるとかあるだろおい。羨ましすぎるわ。

 

・凪の木を倒すシーンから展開を作るの、あまりにも強引すぎる展開のさせかたなのは笑った。

正直な話、共通をやっただけの段階では、惹かれることがまったくなく、個別やるの面倒だなやらなくていいかなとおもってしまうほどでした。(このあと個別ぜんぶやって、最終的にこの作品すきになるわけですが)

 

ハチロクルート

1番興味あるルートからやらないとこのゲーム走る気力湧かないなとおもったので、ヒロインのなかでいちばん初見で興味あったハチロクルートから。

 

全体としては、ハチロクと主人公の共通点と、どのようにトラウマに立ち向かい、乗り越えるか、ということを丁寧に描いていて、この2人の関係性としてのストーリーの描き方はとても大好きです。


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主人公の、ハチロクに対する感情を表現するのに、「ハチロクは物だから、死なずに、1人置いていかれることがないと思ったからではないのか?」というのを組み込んでいるのは、とても好きです。厳密な人間ではないものをヒロインにしている意義をきっちりと示しているので。

こういうところまで踏み込むのか、と、ぐっときましたね。

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・同様に、ここのシーンもかなーーーりすきですね。

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以下気になったところ。

・客車、手に入れるのすごく困難という導入から、あっさりと、支払いほぼなしに手に入ったの、『??????』ってなってしまった。

・展開の作り方として、ほかのやつの知能を下げることで進めていくやり方が目立つように感じた。共通の凪の木の件だけでも???だったけど、まあガキだしな、で目瞑ったとして、このルートで、稀咲もいるのに台風直前で約束破って合宿中廃駅行くのあり得なさすぎだろマジで。

他ルートでの稀咲の有能さを鑑みると、より後々違和感として強く残る場面だった。

 

【あの橋を、台風の中、ハチロクと2人で一緒に乗り越える】というのがストーリーに置いてめちゃくちゃ重要なシーンであるからこそ、そのシーンに持っていくための発端・起点がこれかよとは正直思ってしまったね…。

 

・でも総じてハチロクが可愛すぎるから別にいいんだよな、ヘヘヘ

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・正直な話、このハチロクルートをやった段階ではまだ、全ルートやりたいなとおもえるほどではじぶんはなかったです。

 

★日々姫ルート

町おこし、というのを、題材としている中で、地方自治体における政策と呼べる範囲のもので、日々姫のもつ「絵」の強みをうまく活かしたルート。

正直、日々姫が立候補するという展開になるとは一切思ってなかったので、マジで相当びっくりしました。

もちろん、うまく行き過ぎだろという話だけど、共通とかのご都合とは違って、行動の理由づけをしっかり示した上での結果だから違和感としては残りにくく思えて、顧客が望んでいるもの的な感じで楽しみながらシナリオ読み進められました。これも全てきさきというキャラクターがライバルポジションとして居て、それがあまりにも魅力的なライバルだったからこそだけど。このきさきは、全てのルートに対し、主人公側の行動に対して的確な批判やアドバイスをするキャラクターであるため、そのきさきがライバルとして1番こちらの政策に対して意見をするこのルートは、その分、政策に対する考えるきっかけを強く読み手に与えてくれるため、理解が捗りました。

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主人公が日々姫を攻略するというより、日々姫にこっちを攻略されてる、と感じてくるルート。

日々姫の成長がとてつもなく感じられました。

 

ハチロクルートと違い、客車の問題の解決の仕方が、個人的にはかなり好みの展開でした。

 

ハチロクルートでは、ほかのルート早くやりたいとは特には感じなかったんだけど、このルートでは、議会で倒れてしまったポーレットであったり、良きライバルすぎるきさきなど、他のキャラクターも気になる描写がおおく、ほかのルートも早くやりたくなってきて、横の広がりを強くかんじさせられました。

そういう点もふくめ、僕はこのルートがいちばんストーリーとしてはすきなルートですね。

このルートが個人的にとてもよかったから、まいてつを完走しようという気持ちが強くなりました。

 

★ポーレットルート

1番政策面というのを強く押し出したルート。

個人的に、マイントレジャーという政策・施策があまり自分には刺さらなかったので、道中、ほんとにこれで復興できるんか?という気持ちが出てしまった。

 

ここで、町おこしをテーマにしたノベルゲームだと、各ルートごとに異なった復興方法、政策をとるわけだけど、この施策そのものに対する個人的な感じ方そのものが、そのルートが好きかどうかにも直結してくるなと感じました。それは、政策の実現可能性という視点だけでなく、単純にその施策が個人的に好きな施策なのかどうかということも含めての話。

 

キャラクターとしてのポーレットは、とても魅力がたくさんありました。今までの全てのルートで、ポーレットがかなり追い込まれている描写が多く、特に日々姫ルートでは議会のシーンで非常に悲しい目にあっていたため、このルートで主人公と幸せになる姿を見れたのは本当に良かったです。f:id:souraikarina5g:20210215031555j:image

 

ポーレットのもつ過去のシーンも、とても良かった。刺さりましたね。f:id:souraikarina5g:20210215031453j:image

 

このルートで特に個人的に良かったのは、頭取(宝生父)による反撃の仕方の描写ですね。容赦がないやり方が多くて。ましでえげつない。

他ルートでは、稀咲が矢面に立っていたけど、このルートでようやく宝生父の【本領】を見ることができたので。

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★真闇ルート 

こっからはサブヒロインのルート。

 

他ルートで、まくら姉が有能すぎるところを見せつけられてたので、個別でどうなるのかとても楽しみでした。

サブヒロインルートということで、あっさりと読み進められました。

施策としては1番わかりやすい「焼酎列車」というところですんなり刺さるもので好き。右田の家の強みをストレートにぶつけるのは、いいですね。

なぜ他ルート含めできる限りまくらねぇに頼ることをできる限り避けてたのか、というのも、明示されててよかったです。

 

↓きゃんわいいい~

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また、話のなかで語られてた、宝生父の事前準備の周到さに、鳥肌立ちましたね。ほんと怖いおっさんだわ。


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・日々姫が、まくらねぇのために主人公に告白するシーン、あまりにもうるっと来てしまった。日々姫、お前いい女すぎるよ・・・。

 

★稀咲ルート

プレイしてる中で、1番気になってたというか、好きになっていたキャラが稀咲だったので、実はめちゃんこ早くやりたいルートでした。

マイレールファンド、すごく好きな施策でした。というか、1番このゲームのなかで自分にとって良いなと感じる施策だったかも。

さらに、稀咲、お前可愛すぎるよ。1番まいてつのなかで可愛い。f:id:souraikarina5g:20210215032037j:image 

 

★凪ふかみルート

可愛さ全振り。

幼少期の【傷】のせいで、主人公がおとなになるまでに育つなかで経験するのを避けてきてたところや感情を、凪やふかみたちと一緒に修学旅行という形で経験・学習していこう、というのは、他ルートのヒロインたちと違って幼いヒロインの設定にしてるところがきちんといかされててよいなと感じました。

 

なぜかSS保存してませんでした()

 

★れいなルート

他のサブヒロインルートよりも、メインヒロインルートの補完という意味合いがつよい、ポーレットルートver2みたいなかんじだったなというのが素直な感想。

 

↓ぎゃんわいいいい

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★グランドルート

"マジ"のグランドルート。

全ルートの施策をフル活用、いいとこどりをして全員巻き込んで幸せに一直線に進んでいくのは、【圧倒的な爽快感】がありましたね。

良い意味でなろう作品の爽快感を味わってるような感覚です。

しかも、そのそれぞれの施策というのは事前に個別で詳しく内容をやってるわけなので、このグランドルート自体はめちゃくちゃスムーズにことが運んでサックサク進むけど、その内容に疑問を覚えることはない、というのは、"巧い"造りだなぁと。

 

他ルートの施策がどんどんでてくるので、他ルートの記憶が呼び覚まされながら読み進めることになるのは、各ルートの思い出もより深く刻まれることになるため、ゲームの印象が良く残るので、そういう点でも巧い。


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★総括

トータルでみたときに、とてもすきなゲームになりましたね。

まいてつ2も楽しみだなぁ。すでに買ってあるので、プレイはやくしたいですね。