なにかしらの作品よんだり、やったりした後は、ブログでおもったことを雑でもいいので記録しとこうとおもいました。
文字でのこさないと、脳みそからはどんどんその記憶が流れでてしまうから。
長期記憶が苦手な自分にとって、その作品のなにがよかったのかを、明確にしとく作業をしなければ、のちのち自分は「よかった」以外感想をだせなくなってしまうとおもうからだ。
今回は魔法使いの夜をやったのでその自分の雑感を。
SSも一部貼るし、ネタバレもあるから気を付けてね。
型月プレイ歴
まず自分がどれぐらい型月の知識があるかについて。いっておくと初心者です。
・fate
ゲームではPS2のレタルアヌアで全ルートをやったことある。相当昔。
アニメはDEENのSNと、あとはufo?のUBW。映画のHFの1つ目まで。
ホロウの知識は無し。
・空の境界
文庫で上中下は相当昔に読了。
また未来福音は読了。
映画もみた。
・月姫
ストーリーとしては全ルート一応しってる。
・エルメロイ
こないだ文庫でイゼルマまでよんだ。
魔眼収集列車はアニメではみたことある。
ここまでしかしらない。
最低限型月の各種メジャーどころには触れてるぐらいなかんじか。 fgoとかextraとかアポとかfakeとかの、fateの派生シリーズ関連はまったくしらん。
型月の背景とかの知識にどれぐらい詳しいかというと、まったくである。
どれぐらいかという、月姫とfateの世界は完全に繋がってるわけじゃないみたいな話も、こないだ他人からきいてggるまでしらんかった。それぐらい知識がない。
世界観はおなじでも、魔術師が英霊を呼び出せるぐらいの世界では二十七祖は存在しないうんぬんかんぬんみたいなやつね。
自分は型月作品に触れるたびに以下のような感想を抱くタイプだ。
エルメロイの1巻なんてよんでいて正直意味がわからんかった。難しすぎた。常に片手に型月wikiを開きながらじゃないと無理だった。
2巻目3巻目はわりと読みやすかったけども。
そんぐらいのしょぼいやつが以下だらだらと書いていくので了承してもらいたい。
今回やった理由
逆になんでいままでまほよやってなかったかのほうが正しいか。
みんな「まほよの続編はやくだせ!」っていってたから、やったら続編でないことにいつまでもモヤモヤするんだろうな~っておもってしまってたので、いままで手だしてなかったんです。
そうおもってたのにかった理由は、エルメロイ最近よみはじめたことで型月熱あがったのと、別の買おうとおもってた物がうりきれてて金がういたのでノリでかった。
感想
◆映像効果・各種演出がすばらしすぎる
これね。ゲームのボリュームがすくなくなってるかわりに、これがすさまじくよすぎて。
ひきこまれるね。
もうこれがこの作品をあらわすのにいちばんの方法であって、小説ではダメだし、アニメ化させる意味もこれの前ではかんじない。
そういう、ノベルゲームじゃなきゃいけない表現地点の1つだなぁってかんじ。
ノベルゲームだからこそ、というのはいままで自分はルート分岐による表現方法というところに尽きるとおもってたんだが、今回選択肢が後日談以外いっさいないまほよで、ノベルゲームだからこそだなぁっておもわされたのは、すごくよかった。
ここの映像映えは、自分は有珠の魔術の種類との相性のよさをすんごくかんじた。
マザーグースは、この映像表現がまーーじで綺麗すぎて映えまくるし、またそれにはこのノベルゲームでのフォント・文字演出も不可欠だなぁってね。文字の配置位置も綺麗だった。
とくに遊園地編(対 月の油)、綺麗すぎて感動しましたねぇ…。
↑ここすき
「ノベル」ゲームだから、文学的だなぁっておもうところもたくさんあって、そのなかでもこれ↓がすきなんだわ
ぞくってくるよなぁ。これから人をやろうとしてるところの表現なんだぞこれが。
↓この会話も、すきですねぇ。考えさせられる。後にも触れるけど、草十郎の設定がほんといいよなぁ
草十郎の、都会のルールをしらないことが、読者に考えさせる
表現をたくさんつくってきてるところがおおくあって、よかった。
「文明はその水準を上げるほど、人間の持つ危機感を麻痺させる。」とかの一連のとことかもまさにね。
◆草十朗のキャラクターのおかげで、比較的説明がわかりやすくてすんなり頭にはいってきた
型月は世界観がねられまくっており、なかには難しい用語もおおいので、理解が難解なときもたびたびあるわけだけど、この作品はすんなりとはいってくるものがおおかった。
魔術をよくしらない立場のキャラに、魔術をおしえる描写によって、自然に読者に対しても魔術の説明をしていくのが定番なわけだが。fateでは凛が士郎に。エルメロイではエルメロイ二世がグレイに。というような。
そのなかで、今回は、その教わる役割としてのキャラである草十郎は、そもそも都会のルールすらしらないキャラクターであるというところが大きかったようにおもえる。
そのじぶんたちにとっての常識すら通用しない草十朗に対する青子たちの説明は、とてつもなく噛み砕かれていて、読者である自分にもすんなりとはいるものがおおかった。
魔法と魔術とかの話のときに、根源を太陽に例えて話すこととかね。 あとは下記のやつとかも。
◆ストーリー構成の綺麗さ
こういうのね。
伏線ってわけじゃないけど、あとでおこった物事をみて、前にまた戻ってよみたくなってくるようなさぁ。そういうやつね。
あのときにだしてた表現がいきてきてるなぁって、感じさせられちゃうのがおおかったね。
↑語彙力のNASA、ね。
魔法だなっていうスケールをとてもかんじてしまう。
それとはまあちがうけど
青子が本編でTHE魔女の呪い みたいなのかけてるのに対し、番外編で橙子が「時代おくれの魔女じゃあるまいし、倒した相手に呪いとかかけないわよ」っていってるの、すきですねぇ。。
◆橙子関連について
いや橙子さんおれすきなんすわ。というか、型月はその他の作品との知識のリンクも含めて楽しむようなところがあるわけだから、いろんな作品にでてくる橙子さんの描写がたっくさんこの作品にでてくるのは、よんでてわくわくしましたねぇ。(このリンクが作品を読む上で嫌いでもあり、すきでもあるとこなんだよな。派生までおさえるのって大変だから基本は嫌いなんだけど、でもしってたらニヤってできたりなるほどなぁってなったりできることは楽しいよね)
ほかには
橙子にとって魔術師はじぶんが最強である必要はない~ってほかの作品での知識のとこから、ベオを引き連れてきたことにもかなりの納得はいった。
あと魔眼殺しの眼鏡かけてるのはたしからっきょで描写あったことから魔眼持ちというのはしってたけど、その性質はしらんかったとおもうので、今回しれてよかったですねぇ。そしてその眼の性質っつーか、それもすごかったわまじで。
この眼、といい、刻印の固定といい、なんちゅー発想してんだこいつ、っておもわされるのがたくさんあって、橙子さんほんといいですねぇ。
後日談で、呪いの解除のところでふれられていた発想がキッカケで、じぶんとまったくおなじ人形というとこに繋がるのかしら??
↑橙子がルーン復活させて権利公開してもうけてるのに対して、これ、すきにゃんねぇ。
これから
赤い影との会話のとこの内容とか、ぶっちゃけよくわかってない。このように、作品中で、雰囲気だけしか味わえてねーとこがたびたびある。
型月作品は、そういう、じぶんの理解が乏しかったところの考察をいろいろ調べてみるのがまた楽しいところであるし、また、作品内ででてきた知識を型月wikiみてみるとほんと表層しかしらんかったんやなってなるほど設定もりもりなのでwikiみるのもたのしいので(これに関してはそこをある種理不尽ともかんじているんだが。)、そのたのしさを存分に味わっていこうとおもう。
いいゲームでした。3大プロイの残り1とか、3年の夏の件とかふくめ、いろいろ気になるし、はやく続編だしてくれよな。月姫リメイクもたのむぞ。
おわり。