公開初日の4/12に見てきました。
もうコナン映画は春の風物詩、人生の一部なのよ。
当たり前のように毎年映画館でみるものになってる。
■コナン映画全体についての話
やっぱコナン映画ってすごいんだよなって毎回みるたびに思いますね。
推理、アクション、恋愛。
いろんな要素を1時間半ぐらいのなかにモリモリに詰め込んでるの、もうこれ映画版二郎だろってぶっちゃけなりますね。
コナン映画の推理についてオマケって言う人もいるけど、個人的には毎回結構満足してて。
コナンの映画に関しては、明らかに違和感を感じさせるシーンをストーリー内に大量に散らばらせておいてそれらがぜんぶきっちり推理という形で回収していくので、謎解きを真剣に考えないで見てたとしても伏線回収の気持ちよさを与える作りになってるから、それがウマいんだよねって話。
なので、満足感がそもそもそこで味わえるから、トリックや謎自体のクオリティに左右されにくいんだよな
■今作に関しての話
以下ネタバレ注意。
これから今作みるつもりの人は、ブラウザバックを。
●ミステリー部分
キッドに寄せる都合上、謎解きの方はぶっちゃけほぼ期待してなかったんだけど、
土方、五稜郭、俳句とか土方にまつわるもの導入しまくって、
なおかつ、函館じゃなきゃいけないシチュエーションや、剣士にまつわるように平次がからむようにストーリーをまとめあげてるわけで。その上で成り立つ謎解きを作ってる時点でスゴすぎるんだよなと、普通に感心しました。
●キャラクター部分
コナンという作品の魅力はキャラクターの魅力がかなり大きいと自分はおもってるので、見たかったキャラクターの活躍や絡みをほぼすべてストーリーで出してくれて、満足感めっちゃ高まりましたね。
特に好きだったやつ一例
・蘭に対して100万ドルの夜景はビッグベンより上かと恥ずかしながら問う平次には、さすがに男のおれでも平次に萌えを感じてしまったし、両隣にいた女性がこのシーンみた瞬間まったくおなじタイミングで口抑えて悶えてて、わかる〜ってなりました。
・狙撃されてる者を中森警部かばうのかっこよすぎるんだよな。そして、こうなってしまったのを本気で悔いてるキッドが、いいんだわ。また、スクリーンで青子みれるとおもってなかったのでテンションありえんあがりました。青子かわえ〜な〜やっぱ。
・定番の博士クイズノルマの際の、静止する哀ちゃんの「いい加減にしましょ」で帽子深く両手で被るシーンかわいすぎてやばかったです。
・平次と沖田の絡みが好きなのと、沖田出したんだからバトルになったときにしっかり沖田参戦に鬼丸サプライズしてくれたのほんまニッコリ
・最後まじで告白してからエンドロール流れたの、ありえん驚いて、ほえ!?まじでいってんの!??やばいやばいやばい!!!平次かっこよすぎ!!!ってなって言葉失いました。
(ED後相変わらずのズコーーーーでそらそう案件だったけど)
隣の女性、告白後すぐED流れた瞬間号泣してたぞ。
というか、こうやって映画中に感極まって泣くぐらいのファンがたくさんいるコンテンツって、素晴らしいよねってガチで思いました。
僕はここまで作品に対して真摯に向き合えているか?楽しもうとできているか? 見習いたい。
●アクション部分
いままでコナン映画のアクション毎回みてて常に「凄すぎる」(察して)から、今回はさすがに驚かないぞ、とおもったのに、毎回こちらの期待を上回ってくるのやばすぎる。
さすがに笑うだろ!最高だ!!!
これを見に来てるんだよな。まじで。あんまりにもド派手で超人すぎて気持ち良すぎる。
序盤からの鍔迫り合いの対決アツくて、「最初から期待値あげまくるやん終盤にとっておかなくて平気なんか?」とかおもってたけど、杞憂すぎましたね。
なんなんだよあの飛行機の上での居合対決は(
街中チェイスのときからみたくてしかたなかった散々焦らされてたキックボードが、満を持してパラシュートつきで天空から投下されてるのみたとき爆笑してしまった。そっからロープウェイかけあがりでキタキタキタ案件。
あとキッド絡むとアクションにバリエーション増えていいですよね。トランプ銃やマジックによって、絵面が華やかだし、空中の選択肢が一気に広がるのが。総じて良すぎましたね。
●根幹部分
最後の最後に、実は盗一は生きていると確定で示しながら、優作と盗一が双子、とかいう初出のトンデモ情報ぶちこまれたとき、「ほわぁあああ〜!????」ってなってありえんビビりました。正直、この衝撃をネタバレ抜きで公開初日にみれたことが、幸せすぎますね。
コナンの映画でこんな衝撃を食らうことなんて、生まれてはじめてだし、今後起こることもないとおもう。それぐらい、食らった。
新一とカイトが似てる伏線をこうやって回収させるなんてマジかよ!って。
まさかさ、ずっっっとなんとなく似てるで済まされてたやつを、実は伏線だったんです!みたいにされるなんて、思わないやんけ。
みんな作者のかき分けぐらいにしか思ってなかっただろぶっちゃけって。
そうやって考えると、平次にキッドの顔目撃させて平次が今更新一とキッドが似てるし知らせるシーンつくったり、青子を出させてコナンと幼少期快斗が似てると言わせるシーン出したりも、そのためだったのねと。それを挟むためにコナンの映画にも青子を出す必要があった、となると、こういうところまで含めてストーリー構成うまいなぁって思いましたね。
盗一に関しても、殺害されたというのは作者が否定したみたいなことを耳にしたことはあったけど、生存確定情報をこの映画の最後の最後にスクリーンで僕らに示してくるなんて思わんわけで。
この最後のこれらの仰天だけで、今作のすべてをもっていったなと感じました。
大満足でした。
ありがとうございました。